2024/01/16 13:09

「バターチキン」の思い出
BONGAマスターが初めて「バターチキン」に出会ったのは15年以上も前、インドはデリーのオールドデリーのチャンドニーチョークという商店街の「カムリ」というレストランだった。
レストランっていうより場末の食堂っていう感じ・・・
しかしお昼の時間はとっくに過ぎているのに、店内は満席状態だ。
合席をお願いして、あらかじめ胃袋と相談して決めていたバターチキンを注文。
スパイスとヨーグルトに漬け込まれたチキンをさらにトマトと生クリームで煮込んだものだった。
絹布のような繊細な舌触りと、仄かなスパイスの優美な香りが、口の中に一つの小宇宙を作り上げていく。
あまりの心地よさに自分の頬の筋肉がとろりと溶け出していくように感じた。
嗚呼・・・・・嗚呼・・・・・至福!
その「バターチキン」の味を執念深く今でも追い求めているのだ。