2022/07/14 16:40
スイカの種の誘惑
みぃばぁはビールが大好きだ。
毎日欠かすことができない。
月曜日はノンアルコールの日にしようとBONGAマスターが決めても、
「ビールはお酒には入らない」
と一向に守る気配もない。
そんなビール大好きのみぃばぁになくてはならないビールのお供が、乾きもののおつまみだ。
我が家では通常、生のアーモンドを冷凍庫に入れておいてそれをポリポリ齧っている。
アーモンドにはビタミンE、ビタミンB2がたっぷりで、血液サラサラでお肌の若返りに効果があるのでみぃばぁにとっては一石二鳥だ。
ところが最近BONGAマスターが調べたところ、スイカの種(ウォーターメロンシード)がアンチエイジング(若返り)に、より効能があることが分かった。
スイカにはモリブデンと銅が多く含まれ、その他に他の野菜や果物にはほとんど含まれない美容成分シトルリンというアミノ酸が含まれるという。
スイカの種には強壮、血管の若返り、美肌作りに効能があるそうだ。
そんなわけでインドからすいかの種を取り寄せてみた。
疑い深いみぃばぁの目を横に見て、種をフライパンに入れ塩を加えて炒める。
インドのスイカの種は白い。
その種がこんがりとした色を付け香ばしく匂いを漂わす。
まだ熱い種を指でつまんで口に放り込んでみる。
小さな種が歯の間でシャリっと崩れる。
ほどよく焼けた香りが鼻腔から大脳にまで奥ゆかしく揺らめきながら立ち上る。
ビールの味を邪魔することなく、喉元を通り過ぎる食感。
これはヤバイ!癖になる。
これじゃビールが1杯で終わるはずがない。
そう思った時はすでに遅かった。
右手にビールのグラスを持ったみぃばぁの左指は陶器に移したスイカの種をもう掴んでいたのだ。