2018/10/07 14:30
手作りソース「猫婆醤(ミーバージャン)」を作ろう!
BONGAマスターの好きなもの一つが「タコ焼き」だ。
若い頃すっかりハマッてしまい、タコ焼き屋まで始めてしまった。このとき最もこだわったのがタコとソースだった。
当時(現在もそうかもしれないが)業務用のタコは南米からの冷凍輸入品で、不気味で巨大な黒い固まりのものだった。
BONGAマスターの実家が魚屋で、幼少の頃、生きているタコを茹で、その足をおやつに与えられていた。その美しい赤色と茹で上がりの甘い香りと味が記憶に残っており、このモンスターのようなタコはとても食えたものではなかった。
そこで知人の魚卸しの人にお願いして熊本・天草のタコを仕入れさせてもらった。
次の問題は焼きあがったタコ焼きにかけるソースだ。
当時流行りかけの「おたふくソース」というものがあったが、天邪鬼の性格が幸いして、安全でしかも味覚に合うソースを探し当てることができた。
当時の食品業者の中にはまだ食の安全を考えるという良識があったのだと、現在の食品事情と比較すればよーくわかる。
この「タコ焼き店」は行列ができるほど大繁盛し、お客様の待ち時間1時間以上という嬉しいご迷惑をかけたこともあったくらいだ。
その後、やむえない事情で店は他人に譲ったのだが、それ以来タコ焼きはほとんど食べなくなった。稀に食べてもすぐに口内炎やひどいときには吐き気や腹痛に襲われるからだ。
少し時間に恵まれ始めた昨今、まっとうなタコ焼きを食べたいと思い、タコ焼きプレートなるものを買ってきて「おうちタコ焼き」を始めることに。
タコは目の前の周防灘で獲れるアシナガダコの生きたやつ。
ソースは試行錯誤の末、自家製で。
出来上がったのが、完全無添加食材で作る手作りソース、名付けて「猫婆醤(ミーバージャン」だ。タコ焼きだけでなく、とんかつ、焼きそば、お好み焼き、炒め物にも大活躍だ。今回はこの味噌から作るソース「猫婆醤」をぜひ皆様にも作っていただきたいとレシピをOPENにすることに。
「猫婆醤(ミーバージャン)」の作り方
材料
●赤味噌(添加物不使用のもの)・・・200g
●トマトピューレor完熟トマトをミキサーにかけたもの・・・100g
●赤ワイン・・・2カップ
●タマリンド・・・20g
●三温糖or黒糖・・・50g
作り方
①タマリンドをぬるま湯100ccに入れ、手でもみほぐしながら種やさやを取り除いて、溶かしておく。
② 小鍋に赤味噌と三温糖を入れ、サッとかき混ぜておく。
③ ②の鍋にトマトピューレ、①のタマリンド、赤ワインを加え、中火でかき混ぜながら焦がさないように沸騰させる。
④ 沸騰したら、弱火にして軽くかき混ぜながらさらに10分ほど煮込む。
⑤ 出来上がったソースは、冷まして清潔なガラス瓶に移し、冷蔵庫で保存。1週間ほどで使い切る。