2018/09/18 06:34

 

地魚の多い周防灘だが、さすがに夏の間は魚種も収穫量も少なく、BONGAマスターとしては晩酌の(さかな)選びに苦労する季節である。

 

こんな時節によく見かけ、価格も程よく庶民的になってきたのがワタリガニだ。

通常の「ガザミ」と青い色をした「タイワンガザミ」が店頭に多い。

身の詰まった大きめのものは「豊前本ガニ」としてブランド化しているようだ。

 

先日は20センチ以上もある、まだ生への執着(しゅうちゃく)がたっぷりの「タイワンガザミ」(1400円)2匹が手に入ったので茹でて酒の肴に。

そこはスパイス屋、ただ塩ゆでだけでは味気ないので、カニのボイル用シーズニングを作ってみた。

 

アメリカはルイジアナ州の先住民が使っていたというものを8種類のホールスパイスを使ってBONGA流にアレンジする。

仕あがりは思った以上で、カニ独特の生臭さが消え、茹であがった豊かな白い身に、そこはかとない優雅な風味を添えてくれた。

早速この「ゆでカニスパイス」を発売することに相成りました。

カニ好きの方はぜひお試しください。