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ペパーミントの清涼感はスイーツによく合います。地中海沿岸地方では羊肉料理に使用します。リキュールやカクテルの風味付けにも使われます。花粉症の時期にはミントティーがよく飲まれます。
●原産国:インド
●原材料:ペパーミント(着色料や保存料などの人工添加物は不使用)
●保存法:直射日光、高温多湿を避け常温保存。開封後はジッパーを閉じて冷蔵庫へ。
【和名】ハッカ・薄荷
【英名】Mint
【仏名】Menthe
【インド】プナディ
【学名】Mentha arvensi(和種ハッカ)
Mentha piperita(ペパーミント)
Mentha spicata(スペアミント)
★知識
原産地は北半球の温帯地方とアフリカ。
シソ科の多年生草本で、和製ハッカ、スペアミント
(オランダハッカ)、ペパーミント(西洋ハッカ)の3タイプに分けられるが、混雑しやすく変種が多く、栽培種だけでも20種類以上あります。変種も含めると600種類以上もあるといわれています。
雑草以上に生命力が強いハーブで、アップルミントと寄せ植えをする場合、ペパーミントより
アップルミントがさらに繁殖力が強いので注意が必要です。
和製ハッカの原産地はアジア東部で主な産地はインド、北米、日本、ヨーロッパ。和製ハッカは古くは「めぐさ」「めはりぐさ」と呼ばれ、目が疲れた時に葉をまぶたにこすりつけると
ききめがあるところから名づけられた。
スペアミントは地中海沿岸を原産地とし、アメリカ、イギリス、フランス、インドが主な地。
ミントの種類ではスペアミントが歴史的に最も古い。
ペパーミントはヨーロッパが原産地で、アメリカ、中国、日本、ヨーロッパで栽培されまる。
ペパーミントは1696年にイギリスの自然科学者ジョン・レイが下痢の治療薬として紹介するまで知られていませんでした。
爽やかで透き通るような清涼感は和製ハッカの主成分メントールによるものです。スペアミントの主成分はカルボンで清涼感が弱く感じられる。香味評価で優れているのはペパーミントで需要が多いようです。
★料理
西洋料理でミントといえばスペアミントを指すほどで、昔から広く親しまれています。ミントの清涼味はスイーツと良く調和します。
地中海沿岸では羊肉料理に生葉や乾燥した葉を使用しています。
精油はリキュールやカクテルなどのアルコール飲料に使われます。
香りが強いので使いすぎに注意が必要です。
花粉症の症状を緩和するハーブティとして飲用されます。
★薬理
主成分のメントールは痛み止め、痒み止め、殺菌や防腐、臭い消しに効果があります。
内服としては健胃、胃痛、胃けいれん、吐き気に使用されます。
外用としてはアルコール溶液、軟膏で頭痛、歯痛、神経痛に使用します。
漢方では葉を発汗、解熱、健胃薬として使われます。
抗アレルギー作用があるため、のど飴によく使われます。花粉症の症状緩和にも。
エッセンシャルオイルはアロマテラピーとして使用。
漢方では薄荷葉(ハッカヨウ)として清涼、解熱、発汗、健胃に使われています。
★エピソード
ギリシャ神話の美少女メンタ(Mentha)がプルートの妻プロセリピナの嫉妬に触れ、
踏みにじられた卑しい草にされたことからミントの名がつけられた。
エジプトではギゼーのピラミッド建設の労働者の食事にミントが使われた。
ローマ時代にはテーブルの上でミントの葉をこすりつけ、香りで客をもてなした。
中世ヨーロッパでは、葉を粉にして歯磨きとして使用したり、口内の痛み止めや狂犬に咬まれた時の時の治療薬、蜂に刺された時の痛み止めとして使われてきた。
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